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第九十話:百々目鬼

解説:「函関外史云、『ある女生れて手長くして、つねに人の銭をぬすむ。忽腕に百鳥の目を生ず。是鳥目の精也。名づけて百々目鬼と云』。外史は函関以外の事をしるせる奇書也。一説にどゝめきは東都の地名ともいふ」(今昔画図続百鬼)

腕に沢山の目玉の生じた女の怪。
「鳥目」とは銭のこと。真ん中に穴が開いて、それが鳥の目のように見えるためにこう呼ばれる。人の金を盗んだ女に対し、鳥目の精が祟ったのだろうか。または女のその腕の目一つ一つが女の銭に対する執着心の表れなのだろうか。


ちなみに、「函関外史」なる本は現在伝わっていないという。石燕は創作妖怪も多く生み出しているので、この「函関外史」も石燕が勝手に創作した可能性は否定出来ない。もしそうなら、さながら「魁!男塾」に登場した架空出版社「民明書房」本のようである。


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