「昏夜に鬼を談ずる事なかれ。鬼を談ずれば、怪いたるといへり」(今昔百鬼拾遺)
百話目の話は終わった
あなたは青い蝋燭の火を吹き消した
すると、途端に部屋の中は真っ暗になった
新月の為に月の光さえない
手探りで空間を掻くも、手に当たるものはなにもない
と、その時
あなたの手のひらは、何かぐにゃっとしたものを押した。それは・・・・
●ここまで読んで思った。
「何だ、ちっとも怖くなかったじゃないか」
そしてブラウザを閉じようと、カーソルを右上の×印のほうへ這わせていく。すると、
(ガタッ)
後ろで何かが落ちてきたような音がする。びっくりして振り向