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第七十一話:カタキラウワ

解説:漢字で「片耳豚」と書く豚の妖怪。奄美に生息する。
人の股を潜り、これに股を潜られたものは魂を抜かれたり、腑抜けになってしまうという。もしカタキラウワに出会ったら、両足を斜交いにすれば良いという。そうすればカタキラウワは股を潜れず、諦めるしかないからである。
カタキラウワのほかにも耳無豚(ミンキラウワ)なるものが存在し、奄美の決まった場所数箇所に出没したようである。「日本怪談集 妖怪篇」(今野円輔/著、中央公論新社)によると、その他にも足のない豚などが出没するそうだが、いずれも身体の一部を欠いているのが何とも不思議である。
同書によれば、沖縄では豚は盲神だと考えられていて、豚小屋に落ちると一寸法師になったり、石女(うまずめ。子を生めない女性)や石男になるというが、身体の一部が欠けていて、且つ人の性器を駄目にし腑抜けにするというこの妖怪と何か関係があるのかも知れない。

「日本怪談集 妖怪篇(上)」には、この不気味な妖怪に関する目撃談が多数載っているので、興味のある方は是非御一読を。


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