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第六十九話:豆狸

解説:日本では、狸は化ける存在であると信じられてきた。スタジオジブリ作品「平成狸合戦ぽんぽこ」でも、変化狸達が自らの能力を駆使して、妖怪に化ける様子が描かれている。この豆狸もそんな変化狸の一種である。
「豆狸」或いは「マメダ」と呼ばれるのは、この狸(マミ)が普通の狸と異なり、猫ほどに小さい動物であるのに由来する。
「絵本百物語」では、雨の降る日、「狸の八畳敷」とも言われる自らの陰嚢を被って、酒の肴を買いに行こうとしている豆狸が描かれている。この絵のように、酒とマメダの関係は深いらしく、灘地方(神戸市)では、酒蔵に狸が住まなければ良い酒が作れないと言われた。
ただし人間にとって良い存在ばかりとは限らず、人間の身体に瘤を作って全身を這い回ったりするのだから、少し恐ろしい存在である。


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