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笑う大首


第四話:笑ふ大首

解説:「大凡物の大なるもの皆おそるべし。いはんや雨夜の星明りに鉄漿くろぐろとつけたる女の首おそろし。なんともおろか也」(鳥山石燕「今昔画図続百鬼<明>」)

大首というのはそのインパクトの強さと視覚的な恐怖の為に、一度遭遇すれば決して忘れることの出来ない存在であるだろう。
上の鳥山石燕の解説にもあるように、鉄漿を付けた女の大首が塀の上に乗っかって笑っていたら、不気味という言葉では片付けられない感想が湧いてくる事と思う。
かの平清盛も屋根の上に乗っかっている大首を目撃したと言うし、「稲生物怪録」にも薪小屋の入り口を塞がんばかりの老婆の顔の妖怪が現れる。
真に大首とは、人々の恐怖が凝縮された妖怪である。

それにしても「雨夜」なのに「星明り」?
この点少し疑問に思い調べてみたら、「雨夜の星明り」とは、極めて稀にしか見られないことの喩えだということだった。


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