第四十六話:つちのこ

解説:日本を代表する未確認動物。
その姿は蛇に似ているが、胴はビール瓶のように太く、鼠のような声で鳴くという。毒があるそうだが、当然血清はないので噛み付かれたらお仕舞いである。つちのこの呼び名は各地で異なり、ツツマムシ(長野)、ゴハッスン(兵庫)、ノヅチ(岐阜)など様々である。今まで目撃例は数多くあり、また莫大な懸賞金がかけられているが、捕まえられたことは一回もない。
 なお、ノヅチといえば鳥山石燕の「今昔画図続百鬼」に、目も鼻もない毛虫のような妖怪が描かれている。石燕によれば、野槌とは草木の霊であるらしい。


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