妖魅百物語

百物語ハ古ヨリ行ハレシ民ノ遊戯也

百ノ蝋燭二向カヒテ各々怪ヲ語リ

終エレバ一灯ヲ吹消ス

百話終エレバ忽怪至ルト云ヘリ


●本頁は、わたくし雨月妖魅堂による、一人百話語りである。
今まで読み聞きしてきた数多の妖怪・怪異譚を、自分の手で文章化するのは兼ねてからの目標であったが、このサイトを始める上でとうとうそれが叶った。また、幾つかの怪談には挿画を付けることも出来た。
怪談の中には古今の怪談集から拾った話もあれば、何処かで聞いたものをうろ覚えのうちに書き出したものもある。いい加減なものだが、お読みになる方も是非軽い気持ちでお楽しみ頂きたい。

●また、本頁は主に、江戸時代の怪談集や妖怪図鑑の現代語訳という形で成り立っている。多くの素晴らしい怪談を書き残してくれた先達に感謝の意を表すとともに、これら偉業を21世紀の世に送り出してくれた出版社各位、または編者の方々にも、この場を借りてお礼申し上げたい。
参考文献に関しては、大抵は該当頁で触れているが、頻繁に引用させて頂いたものについては、この場で挙げる事とする。
それでは百物語をお楽しみ頂きたい。ただし怪異が起こっても、雨月妖魅堂は責任を負わない。


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